まぁじんこぉるの「日々是口実」

日経平均先物と自作小説について

 23/01/14_カクヨムコン8の「ちょっとした闇」について書きますよ!⑥

 さて、今日は「カクヨムコン8の闇」について話してましたが、私に闇がないかといわれればそうでもなく、私も「ちゃんと闇」がありますw。

 

 てことで、今日は私の「闇」、マーケティングについて話をしましょう。ちなみに私のデータを見せてもいいですがソースが古いのでやめておくことにして、下記の作者さまが作ったデータをお借りして、私がやったことと同じグラフを作り直しました。

 

 

kakuyomu.jp

 まずは、カクヨムの★分布ですね。


 ☆1000以上 合計:1443作品 (全体からの割合:0.4642%)
 ☆999~☆500 合計:1205作品 (全体からの割合:0.3877%)
 ☆499~☆250 合計:2034作品 (全体からの割合:0.6544%)
 ☆249~☆100 合計:6262作品 (全体からの割合:2.0145%)

 

 うーん、これ見ると「★500」を取れば上位1%なんだ。なろう風にいえば「★500」が一つの基準かな?ってみえるでしょ?でも「違い」ますよ。データをちゃんと深く、ジャンル別で見てみましょう。するとこんなグラフが出てきます。ちなみに横軸が「★の評価数」、縦軸が「★の分布率」みたいな感じで見てくださいね。

 


 ここで一番大事なところは「★10以上」の割合です。「ラブコメ」が群を抜いてるわかるでしょ?つまり、カクヨムでは「ラブコメ」が「一番真剣」に読まれるのです。「★評価」するには「ある程度」真面目によまないといけないですし、流し読みなんかしてたら「★」なんていれられないですからね。そして、「★10」ということは、「最低でも4人」は「真剣」に物語の全体を読んでくれたという証拠なのです。

 

 ということで、カクヨムで「まともに」読んでもらいたいなら「ラブコメ」一択です。でも、もう一つの「大きな特徴」は「すべてのジャンル」で★10が4割を超えてるってことです。つまりカクヨムは「真剣に読んでくれる人」が多い投稿サイトとも言えますね。

 

 次に★500以上に注目します。すると「異世界ファンタジー」と「ラブコメ」が突出してますね。あと「現代ファンタジー」もか。。。つまり、この3つのジャンルは「カクヨム」では「★が入りやすい」ジャンルとみる事ができるわけです。

 

 となると、ですよ。カクヨムコン8みたいな「★」の評価で「ランキングが有利」になるコンテストの戦略としては「異世界ファンタジー」「現代ファンタジー」「ラブコメ」で話を書いて「ライト文芸」「エンタメ総合」とか「間口が広い」ジャンルに投稿するのが「有利」ってことがわかりますね。

 

 お!私の戦略すごい!!「異世界ファンタジー」で「ライト文芸」に投稿しているぞ!さすが!!と思ってくれた人ありがとうございます。ちなみに「今回」のは偶然ですw。だって去年まで「ライト文芸」なんてなかったじゃないですか?そして、最初は「異世界ファンタジー」で戦う予定で戦略練ってたんですよw。

 

 カクヨムコンが始まる前、実は「大きな不安」があったんですよ。それを折角だから説明しますね。

 

 まずは「恋愛」と「ラブコメ」の「★500」以上見てください、「恋愛」すくないでしょ?これが意味するところは「カクヨムには女性読者」が少ないってことなんですよ。「恋愛」なんて「男性」はまず読まないですからね。実は、私、それを知っていまして、今回の「だって、お金が好きだから」は、この結果を生かして、私が「男性向け」に書いた小説のですw。

 

 だって、ほら「題名」も「男の子」向けに振ってるでしょ?いや、文句はいわせません、振ったのです。なのでアルファポリスでも「男の子用のHOT」に登録して19位までいったですよ。こんな「非テンプレ」作品なのにw。

 

 で、風向きが変わったのが、ノベルアッププラスで、読んでくれる読者が「女性」が多かった事実を知ってからです。じつは、読んでくれている読者に指摘された「これは女性向きの物語ですよね?」と指摘されて、初めてこの物語が「女性向き」であったことを知りましたw。どうりで「男性」読者からは「ボロクソ」言われるわけだ。と思ったわけです。

 

 あとは、皆さんの参考になると思うので、私の作品を読んだ「ラノベを中心によむ読者」に言われたことを共有しておきますね。

 

 ・展開が遅い

 ・もっと「エロ」くしろ

 ・「心情描写」より「行動の描写」で「女の子」を可愛く見せろ(巨乳とかw)

 ・「地の文」が多すぎる、俺は会話文しか読む気にならん

 

で、最後に言われたのが、こんなもん「読むヤツ」なんていない。「なろう」では「絶対に通用しない」。ってことでした。

 

 でも、確かに「その友人」の言う通りなんですよ。私、ブクマ「最大33」までしか行かなかったから、なろうだと。ということで「異世界ファンタジー」で「ラノベ」形式の話と勝負なんてできないな。カクヨムコンどうしようと思ってた11月でしたw

 

 でも、ふたを開けてみると「ライト文芸」という、「女性向き」の「文芸的な表現」が許される分野が新設されてるじゃないですか!これはラッキーってことで、カクヨムコン8にエントリーして、今に至るというわけです。

 

 あ、いやいや。自分語りはどうでもようくって、今回「大切な結論」。ほんと「どの市場」でも通用する「大切」なこと書きますから、ちゃんと「刮目」して読んでください、声に出して読んでもらってもいいくらいの「いいこと」言いますからw

 

 結局、自分が作った商品をどう判断するかは「お客様(読者)」が決める事なんです。それを明確にくみ取って「熟考したベスト」の選択ではなく、随時、情報を修正して「ベター」な選択を素早くとる。これが一番大事なのかな?っと私は思っています。

 

 結局「商品」が出来上がった後は修正は困難に近いのです。だから、自分が「作った時の思い」は、どっかにおいていて、「今のお客さまの声を聞く」という考え方が「マーケティング」では重要だと思います!