私はクラシックがメチャクチャ好きなんですが、その中でも「バイオリン」が一番好きな楽器です。だからバイオリンの演奏会と聞くだけで「絶対行く」くらいです。今日はそんなバイオリンの魅力を「熱く」語っていきたいと思います。
と、いきなり言われても困るので、この曲で聞き比べてみましょうか？天才、伊藤賢二さんが作ったロマサガ2の「七英雄バトル」です。と、その前にロマサガと七英雄の背景から。
ロマサガ２ことロマンシング サ・ガ２は、1993年12月10日にスクウェアから発売されたスーパーファミコン用のRPGです。小国に落ちぶれた「バレンヌ帝国」を、古代人「オアイーブ」の力を借りて、「伝承法」という歴代の皇帝が「能力」を引き継ぐという技術を使って「歴史を積み重ねながら」帝国を復興していく物語です。
そして歴代皇帝に立ちはだかるのが「七英雄」。「七英雄」は古代人の英雄で、「モンスターの能力」を取り込む、まさに身を犠牲にして古代人をモンスターの脅威から救ったのですが、彼らの力を恐れた古代人は「七英雄」は次元転移装置で「別世界」に追放されてしまいました
そして長い年月を経て「七英雄」は古代人に復讐するために戻ってきます。そこには復讐の対象になる古代人がいないことも知らずに。
なんて話で、主人公と「七英雄」は争う理由はないのです。でも同じものを取り合うということは、そういう事になるのです。という凄く悲しい話でして「七英雄」との対決のBGMもどこか物悲しくて、私がゲーム音楽の中で一番好きなBGMです。でもこの曲は有名なので、皆さんの方が知ってるかもしれませんね。
てことで、原曲！
で、これを、みんなが大好きギターで、スクエアエニックスが公式でアレンジしたのがこれです。
確かに、カッコいいですよ。でも、私はこれでは物足りない。この演奏は「ただ素晴らしい演奏」であって、カッコいい演奏にすぎないのです。音楽が語り掛けてくる何かが足りない。てことで、次はプロのバイオリニストが弾く「七英雄バトル」
一気に「七英雄」の悲壮感、戦わなくていいのに戦わなければならない「現実」。すごく「物語」を語り掛けてきませんか？そう、これがバイオリンの魅力なのです。だから、私はバイオリンが一番好きな楽器なのです。
最後にピアノの「七英雄バトル」もおいておきます。これはこれで情感がすごくこもっていていい演奏だと思うのですが、私の中ではバイオリンが最強です。
